個性がない国内通販カタログ


海外のカタログに慣れた目で見ると、国内カタログはとても違和感あります。一言でいえば、どこのカタログも似たり寄ったりで、各社のカラーがないということです。もう少し具体的に説明すると、

1.レイアウトがギチギチ(海外のカタログは1ページに商品を詰め込まないで、ゆったりとしたレイアウトになっているのがふつう)
2.商品説明が親切ではない(素材についてしか書かれていないものも目につく)
3.商品番号が必ず表組みになっていて、それが目立つ(海外のカタログは商品説明の下にさりげなく入っていて表にはしていない)
4.モデルが着ている写真とは別に必ず商品写真がある(海外のカタログでは、別途商品写真はないことが多い)

日本のカタログは、「売りたい」というのが前面に出過ぎていています。たとえば、狭い部屋にモノを詰め込みすぎると圧迫感があり、くつろげないですよね。カタログでも同じことがいえます。くつろげないということは、カタログを見ていても楽しめないということであり、結果的には売れないということにつながっていきます。加えて、1ページに多数の商品が並んでいるのは、安っぽい感じを与える。とくにランジェリー、アパレルでは、カタログのイメージというのは非常に大切です。

実際に、ムトウ、シムリー、セシールなど国内通販大手は、アパレルが伸び悩んでいるようです。とくにアウターが売れない。これは当然でしょう。

一方、海外のカタログと比較しても違和感がなく、欲しいと思う商品があるのがアパレルでは、「フェリシモ」「ビーチジョン」。日本語カタログ(もちろん円建て、配送も日本)の「ランズ・エンド」「エディ・バウアー」を含めてこの4つは、円安で海外通販を離れたユーザーを吸収できるはずです。ちなみに、「フェリシモ」「ビーチジョン」は、クレジットカードの取り扱いをしていません。日本では通販のカード手数料が高いからだと思われますが、MD力さえあれば、カードを受け入れなくてもOKということを象徴しています。



 

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