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ヴィクトリアズ・シークレット、日本上陸するか?
海外通販好きの女性ならば誰でも利用しているといっても過言ではないのが「ヴィクトリアズ・シークレット(以下ヴィクトリア)」。「ズームアップ国内通販」でも書いたように、ランジェリーは内外価格差の大きな商品のひとつで、1ドル140円代になっても、セールを利用すればまだナショナルブランドよりも安く買えます。
ヴィクトリアは、アメリカでは、L.L.ビーン、エディ・バウアー、J.クルー、タルボットなどと同様、店舗展開とカタログ通販を行っていて、商品を企画し、製造、小売りするSPA。簡単にいえば、自分の店舗では自分の商品しか置かないというもの。ボディ・ショップも同様。カタログではアパレルも扱っているヴィクトリアですが、店舗ではランジェリーだけ。
そして、ヴィクトリアを展開しているのは、実は、アメリカ・アパレル専門店売上げ1位を誇るザ・リミテッド社なのです。ここは、アパレルの「リミテッド」「エクスプレス」、自然化粧品の「Bath&Body Works」の店舗展開もしています。ヴィクトリアのカタログで、石鹸とかシャンプーとかを扱っているのを見たことがありませんか? ヴィクトリアで開発・販売していた自然化粧品を独立させて「Bath&Body Works」にしたということです。日本のファッション誌のNY特集があると必ず紹介されるショップです。
一般消費者にとって注目すべきことは、GAPがアメリカ・アパレル専門店3位ということ。GAP社もバナナ・リパブリックなどの店舗展開をしています(GAPも80年代はカタログ販売をしていたが現在は中止。バナ・リパは今夏からカタログ販売を開始)。
GAPが日本に上陸して、人気を集めているのはご存じのとおり。なかでもGAP銀座店の売上げが世界一だそう。このGAPの成功話はザ・リミテッド社にも届いているはず。日本企業からの提携話も多数持ち込まれているとは思いますが、ヴィクトリアも、近いうちに上陸するのではないか?と予想しています。海外通販という狭い市場ですでに日本女性に支持されているのですから、店舗展開したら、すごい売上げが見込まれます。資本力もありますし、あながちありえない話ではないでしょう。
ところで、アメリカの専門店が上陸した場合、価格設定を日本基準に合わせるのは有名です。あまり安すぎると日本人は買うのを控えてしまうという背景があるよう。とくにアパレルはその傾向が強く、GAPにしても、アメリカではチノパンなど30ドルが当たり前なのに、6000円ぐらい。コットン製のタートルネックシャツも15ドルなのに2500円ぐらい(J.クルーと比べるとまだ良心的ですけどね)。それでも他の店舗に比べれば安いから飛ぶように売れる。
それではヴィクトリアが上陸したら、どうでしょうか? ここで、日本のランジェリー専門店「ピーチ・ジョン」の存在です。これまで5000円ぐらいしたブラを3800円で販売して、消費者の支持を集めた。それ以上の価格設定をヴィクトリアがすれば、ピーチ・ジョンには負けてしまう。当然、これよりも下げることになるでしょう。ヴィクトリアがピーチ・ジョンをつぶすのはカンタンなのです。
まずは、この春からの日本語版のカタログが円建てになるかどうかが楽しみといったところ。英語版と日本語版の2醜類のカタログを発行している先例としては、ランズ・エンドとエディ・バウアー。どちらも日本語版は円建て。それとも、L.L.ビーン、ハナ・アンダーソンのようにドル建てになるでしょうか?

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