海外カタログの楽しみかた


いろいろなアメリカのカタログを見ていると、「あれ、この商品見たことがある」ということがよくあります。11月2日のL.L.ビーンの項で触れた「Yankee Apple-Peeling Gizmo」のような昔から根強い人気の商品だったり、その年のヒット商品、またはアメリカで親しまれているブランドということもあります。

いずれにせよ、多数のカタログで売っている商品というのは、アメリカで人気商品なのです。商品写真がきれいなカタログだと、私たち日本人は、英語の商品スペックを読むのは面倒なため、写真のイメージだけで決めてしまいがちですが、同じジャンルのカタログを比べてじっくり眺めてみると、意外と発見があります。

アメリカで「Yankee Apple-Peeling Gizmo」が売れ続けているのは、アップルパイ、ポテトチップス、オニオンスライスが家庭での定番料理やデザートということが背景にあるようです。このことは「REAL GOODS」のスペックに書かれていました。

ヒット商品でいえば、95年は恐竜卵のチョコ(卵のなかに恐竜がつまっている)、96年は百貨店、レディースアパレルのカタログが一斉に扱った「ハッシュ・パピー」のローファーが代表といえるでしょう。スーツケース型の名詞入れ、スナップ写真を500枚ぐらい収納できるアルバムもよく見かけました。

今年はそのような目立った商品は私が見ている限りありませんでした。地味ではありますが、日本に進出していない、すぐれたブランドを見つけましたので、紹介します。

「ガーネット・ヒル」WINTER97号81ページに載っている下着メーカーの「CALIDA」、「ノードストローム」WARM WISHES97年号の130ページの「HAFLINGEER」製のスリッパです。この2つの商品が次に紹介する「SIERRA TRADING POST」にも載っていました。2つのカタログに載っていた商品だから確実かなと思って購入。大満足の商品でした。

「CALIDA」はスイスで50年の歴史をもつパジャマと下着のブランド。アメリカ ではクオリティはいいけれど、高いようです。HANROと似たようなシンプルなデザインで、同じくコットン100%。光沢があって、肌触りはなめらか。HANROよりも素材は厚手で、しっかりとしている。私は、ポリエステルなどの化繊の下着は、かぶれてしまうので、CALIDAは定番となりそうです。日本だとコットン製の下着で色や形がおしゃれなものは少ない。下北沢などの雑貨店、無印良品、通販会社のフェリシモぐらい……。

「HAFLINGEER」はドイツのブランド。ここのスリッパは足をすっぽりとつつみ、とても暖か。ふつうのスリッパのように、パタバタと音を立てないで済むし、カカトはあいていますから圧迫感もありません。機能的にとても優れています。これに慣れてしまうと、ふつうのスリッパは履けません。

キッチン用品、ギフトカタログは、重複する商品が多いのではと予想します。一方、ランズ・エンド、L.L.ビーン、タルボット、エディ・バウアーなどSPA(製造販売)では、まったく同じ商品を扱うということはありません。その代わり、どこでも扱っているポロシャツ、チノパン、ジーパン、コットン・タートル・ネックのようなベーシックなアイテムの値段・品質を比較してみる楽しみがあります。


 

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