mac life 98年12月 女性ユーザーにターゲットを絞って 安い商品を展開 ●Ce Mio http://www.cemio.kdd.ne.jp/ KDDが運営するショッピングモール。「セ・ミオ」の由来は、お店を逆に読んだものという。トップページは女性向けのカワイイデザイン。  海外ショップが中心だったショッピングモールを98年10月にリニューアルしたのが「Ce Mio(セ・ミオ)」。このところ急増しているインターネットの女性ユーザーをターゲットに絞っているのが特徴だ。  国内ショップ12店(うち1店は後述する「POPO-LO」)、海外ショップ4店の計15店と店舗数は少ないものの、アロマテラピーグッズ、ブランド品など、女性好みの商品が揃っている。価格帯は2000〜3000円のものが中心だから、お礼など女性にちょっとしたプレゼントを贈りたい男性が商品選びに「Ce Mio」を使うのもピッタリだろう。  また最近、円高が続いているので、海外のサイトには興味があるけれど、英語で不安という人もチャレシンジしてみるのもいいかもしれない。  「Ce Mio」の海外ショップは、すべて日本語表記で、問い合わせも日本語でOK。疑問点など、「Ce Mio」を通じて電子メールで応じてもらえる。シンプルなデザインのランジェリーで海外通販マニアにも人気のイギリスの「Laetitia Allen」、ビタミン剤を扱っている「Vitamin Outlet」などがおすすめだ。  さらに、ここのウリは、100アイテム以上の輸入食材を扱っている「POPO-LO(ポポーロ)」。他のショップとは別のモールという扱いで、雑誌風のつくりを意識、食材にまつわる情報も発信している。  具体的には、毎月更新の食にまつわるエッセイ、3カ月ごとの特集を組んでいる。ちなみに98年10〜12月の特集はパスタ、99年1〜3月はアジアの丼もの予定。この特集では、手軽につくれるものを中心に数々のレシピが紹介され、気に入った食材はその場で購入することができる仕組み。エッセイからも商品ページに飛ぶことができるほか、もちろん直接、商品ページに行くことも可能。  支払いは、日本のショップは代引きがメイン、海外ショップではクレジットカード。現在、海外ショップで注文した場合、後日、スタッフからクレジットカード番号などをたずねる電話が入るようになっているが、99年2月末からは、SET対応のオンラインで決済できるようになる予定。 加えて、健康グッズ、旅行商品も扱っていくそうだ。 99年01月 どんな人が訪れても ほしいモノがどこかにある ●楽天市場 http://www.rakuten.co.jp おトクに買い物をしたい人はトップページからオークションやプレゼント/バーゲン情報へ。大切な人の誕生日などをあらかじめ登録しておけば、メールで教えてくれる「ギフトリマインダー」、メールで届く楽天市場ニュースの申し込みもできる。 本文 「日本のショッピングモールはダメ」というのは、もう昔の話。「楽天市場」(らくてんいちば)は日本でいちばん元気なモールだ。  トップページは、社名がどーんと出ているのではなく、商品別に並んでいるし、検索もできる。ショップのページは軽いつくりで、画像が出なくてイライラすることもない。  なんといっても、魅力なのが店舗数が多いことだ。  97年5月13店舗でスタート、最近では、1カ月に30〜40店舗が増え、現在では273店舗と拡大中。店舗数が多いから、アイテム数も多くなる。 「どんな年齢の人が訪れても、欲しいモノがある」というのが楽天市場のウリである。  出店コストを月5万円から、初期費用も不要と、従来のモールに比べてかなり安く設定。さらにHTMLやCGIの知識がなくても、ウェブを作成、いつでも更新できると出店側の負担を軽減した。期間や時間を限定して、特別価格の商品を提供できるようなシステムにもなっている。  私たち利用者にとっては、商品を選ぶ楽しみがあるし、安く買えるのはうれしい。同業他社も多く出店しているから、価格競争もある。更新もショップ側で競い合いながらしているというから、新鮮な情報が盛りだくさんというわけだ。  セールやプレゼントも多くのショップが実施し、10月下旬にはモール主催の「横浜ベイスターズ日本一記念セール」をやっていた。そして、「オークション」も楽天市場の目玉。これは、最低入札価格と入札期間をショップ側が決め、希望者は入札するというもの。  パソコンだけでなく、アパレルやジュエリーなどもあり、これまでのオークション結果を見る限り、それほど入札者は多くないから、マメにチェックすれば欲しいものが安く買える可能性が大。  ちょうど友人が美味しいと絶賛していた「ヒルサイドパントリー代官山」が20%オフをしていたので注文してみると、ショッピングバスケット方式で、買い物ボタンを押せばOK。この画面で住所などを登録すれば、以降はユーザ名、パスワードだけで済む。注文後すぐに確認メールがきた。届くのが楽しみ。(嶋津典代) 99年02月 加盟店にもユーザーにも使いやすい システムをめざす ●アコシス http://www.acosis.com/ 検索はもちろん、季節に応じた商品を集めた「特設コーナー」で商品を見つけるのも楽しい。加盟店が増えるにつれて、いろいろなショップが出てきて、カテゴリー分けが難しくなったそう。電子メールで配信される「acosis Newsltter」では新規加盟店、バーゲン情報ほか、ネツトで役立つ情報も満載。 本文  数ある電子マネーのなかで、定着しつつあるのがアコムの電子決済システム「アコシス」。インターネットユーザーならば、この仕組みは知らなくても、アコシスのマークが入っているサイトを多く見ているはずだ。98年6月から加速度がつき、98年12月中旬で、加盟店数552店、会員が2万4000人。毎月加盟店が40〜50店、会員が300人増えているという。  この増加の理由は、それぞれにとってメリットがあるということ。加盟店手数料は3%と低く設定、初期費用や運営費用は不要。加えて毎月20日締め、月末には指定の銀行口座に支払いとスピーディ。法人だけではなく個人でもOKとハードルを低く設定しているのが特徴だ。  10円の商品でも使うことができ、物販からデジテルコテンツ、募金・寄付など加盟店のジャンルは幅広い。  一方、会員は郵便局や銀行に行く手間がないし、クレジットカード番号を送るという不安がない。加盟店数が多いから、欲しいモノが見つからないということもない。  99年3月31日までは年会費の300円を無料としているほか、加盟店で利用できる1000円のクーポン券がもらえる。18歳以上で日本語が使えれば学生でも入会可能。  手続きはアコシスのサイトで仮申込みをすると、翌日にはIDとパスワードがメールで送られてくる。その後、郵送で入会申込書が送られ、指定銀行口座などを記入して返信すれば終了。1週間で手続きは終わる。アコシスはいわばカードのないクレジットカードといった感じで、毎月20日締めの翌日6日払い、1回払いとリボルビング払いも可能なのだ。  高額商品の購入には、毎月一定額を支払えば済むリボ払いは便利で、パソコン、デジカメなどの購入に使われているという。  利用するのは簡単で、アコシスのサイトから加盟店を検索し、支払方法の画面でアコシスを選択。IDとパスワードを入力をして送信ボタンをクリックする。アコシスから購入確認のメールが届くので、内容を確かめで「Yes」と送信すれば終了。メールで手続きが済むから使い勝手がいい。全会員の3割が毎月なんらかの利用をしているというから、利用頻度はかなり高いといえる。 99年03月 ギフトに悩む男性に強い味方 TVM会員限定サービスが好評 ●タカシマヤバーチャルモール http://takashimaya.gsquare.or.jp/ 「Yahoo! JAPAN」「Web of the Year 1998」のEC賞で8位に輝いた人気サイト。タカシマヤポイントカードで決済すれば店舗と同様に7%が得られる。TVM会員はトップページでIDとパスワードを入力するとパーソナルページへ飛ぶ。登録している誕生日、結婚記念日などが間近になるとお祝いメッセージとともに出る。ギフトの贈り先の住所を専用のアドレス帳に保存できる「TVM ADRESS SERVICE」を利用すれば、ご両親などに贈るのもカンタン。 本文  99年1月初めに行ったラスベガスの高級百貨店、ニーマン・マーカスで買い物をしたところ、「化粧品でもバッグでも欲しいものがあれば連絡して。日本へも送るから」と名刺をもらって帰ってきた。これは、アメリカの百貨店で普通に行われているパーソナル・ショッピングである。来店したことがなくても、百貨店のサイトから欲しい商品を書いて、「値段を教えて」などと送ればOKだ。  これまで日本では、同様のサービスは外商のみで、一般庶民には提供されていなかった。ところが、「タカシマヤバーチャルモール」のTVM会員になると新宿タカシマヤの全商品がメールにて購入できるという「TVM SECRETARY SERVICE」が98年6月から始まっている。会員特典としてこのほか大切な人の誕生日などを登録できるサービスなどもある。会員になるのは無料、ウェブのアンケートに答えればよいと簡単だ。  とくにPRは行っていないというが、毎月1000人増、現在7000人。今年に入って女性の会員が増えて、男女比率が半々に。そして毎日100件ぐらいの問い合わせがあるという。これは、ウェブにある自由に記載できるフォームに要望を書くと、48時間以内に担当者からメールが届くというもの。  昨年のクリスマスには「彼女にプレゼントを送りたいが、何を送っていいかわからない」といった男性からの問い合わせが多く寄せられたという。こういった曖昧な質問には、予算、彼女はどういうタイプで、どういうものが好きなど数度にわたって聞き、その人に喜ばれるような商品を提案している。  百貨店のジュエリー売場などに足を運ぶのは恥ずかしいといった男性もまだまだ多いし、販売員と対面せずにメールで相談しながら商品を決められるのはうれしいところ。  ギフトだけではなく、男性はYシャツ、ネクタイ、ライター、女性は化粧品など日常使うアイテムなどの注文も多いという。  もちろんTVM会員にならなくてもショッピングは可能。ファッション、コスメ、食べ物の領布会、バレンタインデー、ホワイトデーなど季節に合わせた特集など、バラエティに富んでいて購入したくなる商品が揃っている。 99年04月 地元で評判の生産業者が集まった 産直の宝庫 ●郵便局のふるさと小包 https://www.furusato-tayori.or.jp/ ふるさと小包のページのURLは長くて入力するのが面倒なので、まずは(財)ポスタルサービスのトップページに行くのが簡単。この画面の店長のおすすめで旬の食品が紹介されている。旬のものは常に人気が高く、毎月商品が変わる。 本文  86年からスタートした郵便局の「ふるさと小包」。全国に約2万4000ある郵便局の局長が推薦する地元生産者の商品を扱い、生産者から直接届く、いわば産地直送の先駆け。年々その取扱生産者数は増え、現在2700社にも上る。  北は北海道のオホーツクのカニ・エビから南は沖縄のマンゴーやパパイヤまで実に多彩。品揃えが豊富なことに加えて、価格も送料込みで市場価格程度に設定されているからおトク。通常は、郵便局に置かれているチラシ、2700社の商品が記載されている全国版カタログを見て、郵便振替用紙に記入し、代金といっしょに窓口で申し込みをする。  私は郵便局でカタログを見るのが面倒なため、私は98年3月から「ゆうパックの会」に入会。年会費1000円払い込むと、このカタログ、毎月特別セールの記載されている「ゆうing」が送付される。この会員数が7万人もいるというから、いかに支持されているかがわかる。  このインターネット版が97年9月から開始、98年4月にはリニューアルし、毎月その月に発売される旬の商品を「店長のおすすめ」として紹介したり、ふるさとベスト10などが加わった。取扱生産者数は900社。ネットだとその数が3分の1と少なくなるものの、これほど産直業者が揃ったサイトは、ほかにはないだろう。  郵便局に足を運ぶ手間は一切なく、支払いはクレジットカード。事前にウェブで申し込みをし、電話でカード情報などを登録する仕組み。これも24時間受付で、登録が完了すると封書で確認書が届く。  また、郵便振替での申し込みよりも早く商品が届くのも特徴で、最短3日とスピーディ。申し込みは平日昼間よりも、時間のある余裕のある土日、夜の注文が多いという。  現在のネットでの登録者数は1万3000人とまだ少ない。ふるさと小包の利用者は、郵便局に馴染みのある40〜50代の女性の利用が多く、残念ながら20〜30代の多いインターネットユーザーは、ふるさと小包の存在を知らない人が多い。  しかし、検索エンジンで時間をかけて産直業者を探すよりも、安心できる業者が揃っていて、料金的にもおトクなふるさと小包は、産直の中ではイチ押しサイトであることは間違いがない。 99年06月 24時間誰でも参加できる オンラインオークションが好評 ●JustNetショッピングモール http://emall.justnet.ne.jp/shop/shopguide/welcome.htm/ このURLだと、「What's New」や売れ筋ランキング、季節に応じたショップ紹介があるが、JustNetのトップページ(女性向きのコンテンツが充実している)からショッピングページへ行くと、ジャンルわけしたアイコンだけが登場するので注意。 本文  120店舗加盟している「JustNetショッピングモール」の目玉は、なんといってもオークションが充実していること。「ブランドオークション」「Mr.G-SHOCKオークション」「M.A.C.AUCTIONS」「ガレージクロス中古車オークション」の4つが加盟しているのである。  私も実は数カ月前、定期的に見ている「ブランドオークション」で入札したことがある。深夜、ビールを飲みながらウェブを見ていると、「ティファニーのクロスのネックレス」があったから、早速、参加したのである。翌日朝、冷静になって考えてみると、確かに激安ではあるが、2、3万円ではない。失敗したかなとドキドキしていたところ、数日後、「残念でした。お客様は2位でした」というメールが届いた……。  その間は、途中気になって何度もサイトを見に行ったりして、結構おもしろかった。  3年前にスタートした「JustNetショッピングモール」で、97年4月からオークションをスタートした狙いは、この誰でもすぐに参加できて、楽しめるという双方向性にある。一方、この当時の日本のモールの品揃えは30代の男性向きばかりで、女性を意識した「ブランドオークション」は、かなり斬新だったらしい。  オークションの業者はJustNetで選定、システムも提供する。ページがつくれ、管理ができれば、運営できる仕組みになっている。  初めてオークションのサイトを訪れた人にとっては、入札している人がいるというのが安心感につながるらしい。逆にいえば、在庫数、商品がよくないと、固定ファンもつかないということだ。現在、「ブランドオークション」が一番人気で、次が「Mr.G-SHOCKオークション」だ。  入札の仕組みは、締切の日時があらかじめ決まっているので、締切時間の5分前に入札者があれば、締切時間を5分延ばす。これでまた入札者がいればまた5分延ばすというもの。知り合いで、「Mr.G-SHOCKオークション」に参加した人がいて、欲しいG-SHOCKを入札するまで、ハラハラしっぱなしという話を聞いた。  今年初夏には「アンティークのおもちゃ」「ワイン」も登場する予定。一度入札してみるとオークションの楽しさがわかるので、ぜひチャレンジしてみてほしい。