●タカシマヤバーチャルモール
「Yahoo! JAPAN」「Web of the Year 1998」のEC賞で8位に輝いた人気サイト。タカシマヤポイントカードで決済すれば店舗と同様に7%が得られる。TVM会員はトップページでIDとパスワードを入力するとパーソナルページへ飛ぶ。登録している誕生日、結婚記念日などが間近になるとお祝いメッセージとともに出る。ギフトの贈り先の住所を専用のアドレス帳に保存できる「TVM
ADRESS SERVICE」を利用すれば、ご両親などに贈るのもカンタン。
99年1月初めに行ったラスベガスの高級百貨店、ニーマン・マーカスで買い物をしたところ、「化粧品でもバッグでも欲しいものがあれば連絡して。日本へも送るから」と名刺をもらって帰ってきた。これは、アメリカの百貨店で普通に行われているパーソナル・ショッピングである。来店したことがなくても、百貨店のサイトから欲しい商品を書いて、「値段を教えて」などと送ればOKだ。
これまで日本では、同様のサービスは外商のみで、一般庶民には提供されていなかった。ところが、「タカシマヤバーチャルモール」のTVM会員になると新宿タカシマヤの全商品がメールにて購入できるという「TVM
SECRETARY SERVICE」が98年6月から始まっている。会員特典としてこのほか大切な人の誕生日などを登録できるサービスなどもある。会員になるのは無料、ウェブのアンケートに答えればよいと簡単だ。
とくにPRは行っていないというが、毎月1000人増、現在7000人。今年に入って女性の会員が増えて、男女比率が半々に。そして毎日100件ぐらいの問い合わせがあるという。これは、ウェブにある自由に記載できるフォームに要望を書くと、48時間以内に担当者からメールが届くというもの。
昨年のクリスマスには「彼女にプレゼントを送りたいが、何を送っていいかわからない」といった男性からの問い合わせが多く寄せられたという。こういった曖昧な質問には、予算、彼女はどういうタイプで、どういうものが好きなど数度にわたって聞き、その人に喜ばれるような商品を提案している。
百貨店のジュエリー売場などに足を運ぶのは恥ずかしいといった男性もまだまだ多いし、販売員と対面せずにメールで相談しながら商品を決められるのはうれしいところ。
ギフトだけではなく、男性はYシャツ、ネクタイ、ライター、女性は化粧品など日常使うアイテムなどの注文も多いという。
もちろんTVM会員にならなくてもショッピングは可能。ファッション、コスメ、食べ物の領布会、バレンタインデー、ホワイトデーなど季節に合わせた特集など、バラエティに富んでいて購入したくなる商品が揃っている。
(2002年10月現在-http://www.takashimaya.co.jp にて無料でタカシマヤweb会員になるとセクタリーサービスがうけられる) |